旅立ちの時
月曜日のお昼頃 急に泡を吐いた。
ここの所 ずっと私が作ったお粥を食べてくれていたから わたしも油断していた。
突然の出来事に 私は気が動転してしまった。
どうしよう!
でも
落ち着かなくっちゃ!
落ち着かなくっちゃ!
コスモが落ち着くまで見てあげてから 病院へ電話。
つれてきてくださいとの事だったので、コスモに病院へ行くよ。
と、伝えると 自分でしっかり立って歩いてくれた。歩いて車に乗り病院へ
病院に着いても 自分でしっかりと歩いて診察室へ
先生も しっかりしているねと・・・
でも、血液検査 レントゲン と やってもらうと
先生は、もう今晩が山かもしれません
血液の数値がすごく良くないとの 診断結果を辛そうに話してくれた。
先生も、こんなときはさぞかし辛いのだろう・・・
わたしは、とにかく苦しまないようにしてください
覚悟はできています。と・・・
ステロイド剤を注射し、飲み薬をいただいて帰路についた。
その日の晩は ゆっくりと眠った。
次の日も、最後までトイレの粗相もせず
もう、本当に辛い時間になってきたときに
主人のベットへ、私がちょっと離れている間に自分でのっていた。
すごくすごく 驚いた。
主人が、じゃあコスモにベットは譲るよって隣にある私のベットに横になったら
なんでいつもみたいに一緒に寝ないんだっていう目で 主人を見た。
主人は笑いながら コスモの横に添い寝をすると
落ち着いて眠りについた。
そして、次の日の朝 水曜日だったのに たまたま 学校がお休みで家にいた 息子と私の腕の中で 最後
を迎えた。
コスモの旅立ちだった。